出版社内容情報
『ライプニッツ著作集第I期』新装版 第2弾は『人間知性新論』。J・ロック『人間知性論』への反論。第2部「観念について」まで。A・N・ホワイトヘッドが「天才の世紀」と呼んだ17世紀に生をうけ、
デカルトやニュートンをはじめとする同時代の偉才の思想に向き合い、
さらなる可能性を求めつづけたライプニッツ(Gottfried Wilhelm Leibniz, 1646-1716)。
経験論の主柱J・ロックの『人間知性論』を精読し、生得観念、無意識、微小表象などをもってつぶさに反論を開始する。
序文
第1部「生得的概念について」
第2部「観念について」
G・W・ライプニッツ[ライプニッツ]
著・文・その他
下村 寅太郎[シモムラ トラタロウ]
監修
山本 信[ヤマモト マコト]
監修
中村 幸四郎[ナカムラ コウシロウ]
監修
原 亨吉[ハラ コウキチ]
監修
谷川 多佳子[タニガワ タカコ]
翻訳
福島 清紀[フクシマ キヨノリ]
翻訳
岡部 英男[オカベ ヒデオ]
翻訳
内容説明
A・N・ホワイトヘッドが「天才の世紀」と呼んだ一七世紀に生をうけ、デカルトやニュートンをはじめとする同時代の偉才の思想に向き合い、さらなる可能性を求めつづけたライプニッツ(1646‐1716)。経験論の主柱J・ロックの『人間知性論』を精読し、生得観念、無意識、微小表象などをもってつぶさに反論を開始する。
目次
第1部 生得的概念について(人間の精神の内に生得的な原理があるかどうか;生得的である実践の原理はないということ;思弁に関わる生得的原理と実践に属する生得的原理、この両者についてのさらなる考察)
第2部 観念について(観念一般について論じ、人間の魂は常に思考しているかどうかを折にふれて検討する;単純観念について;ただひとつの感官から私たちにもたらされる観念について;固体性について;さまざまな感覚からもたらされる単純観念について ほか)
著者等紹介
谷川多佳子[タニガワタカコ]
1948年、東京に生まれる。パリ第一大学大学院修了。現在、筑波大学名誉教授
福島清紀[フクシマキヨノリ]
1949年、島根県に生まれる。1980年法政大学人文科学研究科博士課程満期退学。元富山国際大学教授
岡部英男[オカベヒデオ]
1955年、長野県に生まれる。1988年早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、東京音楽大学専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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