出版社内容情報
自然物をテーマに、江戸の博物図譜より選りすぐったビジュアルブック。においやかな草花の図版180点ほどをオールカラーで収載。種類豊富な自然物をテーマに、江戸の博物図譜より選りすぐったビジュアルブック。においやかな草花の図版180点ほどをオールカラーで収載。新書サイズの上製本という愛らしい造本も魅力。俗名の由来や開花時期、薬草として用いられる際の効用などを紹介するテキストとともに、華やかでいてどこか儚げな日本の美がたち現れる。江戸のボタニカル・アート。
工作舎[コウサクシャ]
内容説明
江戸期植物図鑑の最高傑作『本草図譜』から、草と花、約180種を紹介。
目次
山草類
芳草類
湿草類
毒草類
蔓草類
水草類
石草類
苔類
雑草
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
booklight
29
堀場製作所のバックアップでできたシリーズ。江戸期の植物図鑑『本草図譜』などから草と花を紹介。よくみると写実的というよりも日本画的。なので、構図や筆遣いに独特の美しさがあって面白い。ボタニカル・アートといっても色々あっていいんだと思った。もう少し大きい版だともっと楽しめるのに。2021/12/31
オカピー
4
「堀場製作所」のバックアップというのが異色。江戸博物文庫、4冊の内2冊目。江戸の博物図鑑「本草図譜」「本草図説」をもとに作られた本書。江戸時代に、ここまで細密にかけるものなのか。江戸時代?を思いながらぼ~~と、ページをめくりました。 2024/10/16
dandan
3
イメージしていた絵と違いとても新鮮な驚き。なんともモダンで滑らかな品格がある。海外のボタニカル・アートも素晴らしいけれど、江戸のボタニカル・アートは、浮世絵とも違う柔らかなタッチと優しい色彩でうっとり。なんだか誇らしい気分になった。2018/03/24
K
1
江戸時代の博物図鑑からの抜粋、かな?時々「図は不正確」ときっぱり書いてあってどきりとする。たしかにルドゥーテとか何年か前にBunkamuraで見たバンクス花譜集よりも、正確性の追求というよりはかわいらしさが勝っている絵かな。だからこそひたすらに癒される。2021/02/25
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