身体化された心―仏教思想からのエナクティブ・アプローチ

個数:

身体化された心―仏教思想からのエナクティブ・アプローチ

  • ウェブストアに7冊在庫がございます。(2017年08月22日 09時14分現在)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】(お取り寄せを除く)
    ■午前0時~午前10時30分までのご注文は「当日出荷」
    ■午前10時31分~午後(夜)11時59分までのご注文は「翌日出荷」
    ■医学系書籍のご注文は「翌日~3日後に出荷」

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)をご利用いただけます。
    【カートに入れる】を選択後に全国店舗の中からお受け取り店をご指定下さい。詳細はこちら
  • ●この商品は国内送料無料です。
  • サイズ B6判/ページ数 405p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784875023548
  • NDC分類 141.5
  • Cコード C1010

内容説明

世界は、われわれから独立して存在するのか?認知は、記号的表象の計算にすぎないのか?東洋仏教思想の伝統である「三昧/覚瞑想」を手法とし、従来の認知科学の前提に根本的な疑問を投げかけ、認知を「身体としてある行為」と見るエナクティブ(行動化)・アプローチへと至る。「オートポイエーシス」理論で名をはせたヴァレラ自らが「最も重要な著書」と語る新たな世界認識への道を開く知的興奮の書。

目次

第1部 出発の根拠
第2部 認知主義の多様性
第3部 創発の多様性
第4部 中道へのステップ
第5部 根拠なき世界

著者紹介

ヴァレラ,フランシスコ[ヴァレラ,フランシスコ][Varela,Francisco J.]
フランス国立科学研究センター研究部長。1946年、チリに生まれる。軍事クーデターによるアジェンデ社会主義政権の崩壊後、政治的弾圧を逃れて亡命を余儀なくされる。2001年5月、パリにて死去

トンプソン,エヴァン[トンプソン,エヴァン][Thompson,Evan]
カナダ・ヨーク大学の哲学科助教授。専門は認知科学の哲学的基礎の研究

ロッシュ,エレノア[ロッシュ,エレノア][Rosch,Eleanor]
アメリカ・カリフォルニア大学バークレー校の心理学教授

田中靖夫[タナカヤスオ]
1981年、東京大学薬学院大学院・生命薬学修士課程修了。製薬業界に七年ほど勤務した後、経営コンサルタント会社で医薬・医療産業分野における事業・研究開発戦略の立案を担当

出版社内容情報

■目次より
------------------------------------------------------------------------

序論 第1部 出発の根拠
 第1章 根元的な循環性:反省する科学者の心
      既定条件 / 認知科学とは何か? / 循環する認知科学
 第2章 「人間経験」とは何か
      科学と現象学的な伝統 / 現象学の瓦解 / 非西洋的な哲学伝統
      三昧(マインドフルネス)/覚(アウェアネス)の方法を用いた経験の検討
      経験の分析における反省の役割 / 実験と経験分析

第2部 認知主義の多様性
 第3章 記号:認知主義の仮説
      不確かな基礎 / 認知主義仮説の定義 / 認知主義の現れ
      認知主義と人間経験 / 経験と計算する心
 第4章 嵐の私(I:アイ)
      「自己」の意味 / 五蘊のなかに自己を捜すこと
       色蘊:身体
       受蘊:感受作用
       想蘊:表象
       行蘊:形成作用
       識蘊:意識
      刹那と脳 / 自己のない五蘊

第3部 創発の多様性
 第5章 創発特性とコネクショニズム
      自己組織化:ある選択肢の根源 / コネクショニストの戦略
      創発と自己組織化 / 今日のコネクショニズム / ニューロンの創発
      記号の退場 / 記号と創発を関連づけること
 第6章 自己のない心
      心の社会 / 対象関係論の社会 / 縁起(共依存的な生起)
      ダルマ分析 / 三昧と自由
      自己のない心:分割されたエージェント
      世界に留意(マインド)すること

第4部 中道へのステップ
 第7章 デカルト主義の不安
      不満の感覚 / 表象再考 / デカルト主義の不安 / 中道へのステップ
 第8章 行為からの産出:身体としてある認知
      常識の回復 / 自己組織化の再検討 / ケーススタディとしての色
      身体としてある行為としての認知 / 自然選択への退却
 第9章 進化の道程とナチュラル・ドリフト
      適応主義:生物変移の考え方 / 様々なメカニズム / 進化:生態学と発生の同調傾向
      ナチュラル・ドリフトとしての進化から学ぶこと / エナクティブ・アプローチの定義
      エナクティブ認知科学

第5部 根拠なき世界
 第10章 中道
      無根拠性の喚起 / ナーガールジュナと中観派の伝統
      二つの真理 / 現代思想における無根拠性
 第11章 踏みしめつつ道をつくること
      循環している科学と経験 / ニヒリズムと惑星思考の必要性 / 西谷啓治
      倫理と人間の変容

■著者紹介