出版社内容情報
■書評
「生物学者で作家でもある著者は、古今東西の文学作品や絵画、史実などを丹
念に探り、史実などを丹念に探り、まじめに人間の性の一端を明らかにする。
現在、遺伝子技術は半人半獣の生物を産み落としかねない勢いで進歩してい
る。本書は、人間とは何かを考える上でも参考になりそうだ」
……日本経済新聞より
内容説明
誰もがあえて避けてきた「禁断の領域=獣姦」。案内人はオランダの人気生物学者。人間と動物とのエロティックな関係のベールを剥ぎ、人間の奇妙な性衝動の秘密を解き明かしていく。古今東西の獣姦図版多数収録!伴田良輔書き下ろし解説つき。
目次
第1章 けもののごとく
第2章 類は友を呼ぶ
第3章 わが同胞
第4章 愛くるしさの因子
第5章 世にも奇妙な子孫
第6章 生命の水
第7章 神と戒律
第8章 奇抜は変態のはじまり
第9章 永遠の喜び
第10章 ネコとベッドイン
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くさてる
8
「獣姦」というか「異種間性愛」についての本。扱っているテーマは過激ですが、グロテスクさは感じず、読みやすかったです。歴史的な事実をたどりながら、神話や宗教によって「獣姦」がどう扱われてきたかを淡々かつユーモアを忘れない語り口で説明しています。図版も豊富。2014/04/06
Smith, Ordinary. Person.
1
獣との交わり。それはA(キス)までなら微笑ましいが、B(ペッティング)、C(エッチ)まで進むと――。そのムラムラは愛情か性欲か。神話から現代まで、史料を掘り起こすことで露わになった、獣との交わりの歴史とは――。●異種交配によるミックスなども取り上げており、獣姦というより異種姦の要素が強く、ややとっ散らかっている感はあるが内容の幅は広い。本書には取り上げられていないが日本にも獣姦を罪とした記述がある古事記や漁師とエイの交わりの話がある説話集などがあり、こういうことは東も西も変わらないのだと苦笑いして読了。2021/10/23
ピリカ・ラザンギ
1
獣姦を歴史、宗教、生物学、心理学などから広範囲に扱う。歴史的(神話や過去の資料等)に獣姦を切るだけではなく、生物学者らしい切り口があって面白い。2010/05/16
飛鳥なつめ
0
獣姦というよりは異種間愛?しかも人間×動物よりも動物×動物の方が多かったような。それは獣姦とは言わんぞ!2015/10/18
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