眠りの魔術師メスマー

眠りの魔術師メスマー

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  • サイズ B6判/ページ数 477p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784875022039
  • NDC分類 289
  • Cコード C0097

内容説明

一八世紀なかば、不思議な力を持った一人の少年が誕生した。みずからの力に目覚め、医師となった彼とその「動物磁気療法」は、ウィーン、パリ、そしてベルリンで、熱狂的なブームとスキャンダルの渦を巻き起こしていく。科学者であることを目指す一方で、錬金術の秘法に耽溺したこの不可解な人物こそ、フランツ・アントン・メスマーである。フランス革命やドイツ・ロマン主義運動に巨大な影を落とし、催眠術=メスメリズムにその名を残しながらも、精神医学の正史からは黙殺され続けてきた謎の生涯の全貌が、フランス文学界の異端、チュイリエの手によって、今、はじめてよみがえる。

目次

第1部 ウィーン(狩猟頭のせがれ;学位論文;ラントシュトラーセの宴;磁石;動物磁気;エリー・ヴィクセルとオイゲン・コルシツキー;マリア・テレジア・パラディース)
第2部 パリ(ヴァンドーム広場からクレテイユへ;ビュリオン館;1779年の論考;患者の墾請;スパと「調和協会」;王室調査委員会と秘密報告;誘導催眠とアヴィニョンの天啓主義者;動物磁気と大革命)
第3部 メールスブルク(黒の過程;ノストック;シュヴァーベンの海)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hiro Iwatani

0
小説風で読みやすいです。2016/02/09

monado

0
面白いエピソードに満ちているが、時々でてくる魔術の記述とかどう考えても非現実の光景が描かれているので、どこまで本気で読んで良いのかわからない。 前半のモーツァルトとの交流、後半のパリでの活躍が見所。2012/03/06

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