ライプニッツ著作集 〈7〉 宗教哲学『弁神論』 下 佐々木能章

ライプニッツ著作集 〈7〉 宗教哲学『弁神論』 下 佐々木能章

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  • サイズ A5判/ページ数 336p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784875021803
  • NDC分類 134.1
  • Cコード C1310

出版社内容情報

■目次------------------------------------------------------------------------

本論 神の正義、人間の自由、悪の起源について
第3部
第一付録 三段論法形式での論争要約
第二付録 ホッブズ論─ホッブズ氏が英語で出版した著作『自由、必然性、偶然』に
ついての考察
第三付録 キング『悪の起源』考─英語で最近出版された『悪の起源』という著作に
ついての考察
神の大義─神の正義をそれ以外の神の完全性ならびにその全作用と両立させることに
より弁ぜられたるところの(別冊ラテン語文)

内容説明

「なぜ神はこの世界に悪の侵入を許したのか?」―当時の流行思想家ピエール・ベールの懐疑論を予定説をもって論駁する。別冊ラテン語文「弁神論」も収載。

目次

本論 神の正義、人間の自由、悪の起源について
三段論法形式での論争要約
ホッブズ論―ホッブズ氏が英語で出版した著作『自由、必然性、偶然』についての考察
キング『悪の起源』考―英語で最近出版された『悪の起源』という著作についての考察
神の大義―神の正義をそれ以外の神の完全性ならびにその全作用と両立させることにより弁ぜられたるところの
17・18世紀キリスト教諸派関係図
ライプニッツ手稿

感想・レビュー

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roughfractus02

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微小なモノを観察し探究する場合、人間理性が自然法則と合致するように感じられる。その際この合致つまり「予定調和」は神に言及するために科学という閉域を逸脱する。が、この逸脱が新たな結合を生む開かれた世界での「共生」モデルを構築する原動力となるのなら、ホッブズの個々人の国家への権力の移譲という契約説は不要になるはずだ。このようにライプニッツは「共生」による共同体の創出を説き、後にG・タルドやM・ラッツァラートに引き継がれる社会論のベースを、神を論ずる『弁神論』から導出した。本書は逸脱の論理の実践でもあるようだ。2017/02/07

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