出版社内容情報
本書は小・中学校での学校・学級における「子ども参加」の教育実践記録と解説をまとめたものです。
登場する教師たちは子どもたちの考えを受け止め、何ができるかを考え続けています。その姿を見て、子どもたちも学校や友だちについて考え始めます。そこは教師・子どもたちが共に迷い、失敗し、後悔することが保障される場です。
「子どもの権利条約」は、絵空事の、有名無実なものではありません。地道に、毎日を生きる教師と子どもたちの中に、それは既に「あった」のです。ここに描かれる実践記録と解説はそのことを私たちに教えてくれています。
内容説明
「子どもが主人公の学級・学校をどうつくるか」その実践と解説。
目次
第1章 “子どもらしい”育ちを大切に(小学校)(あすはパラダイス!―みんなと仲良くなりたいという願いのために;賢斗と奈美の未来を考えながら―Z小二年四組の実践;丸まったダンゴムシたち―聞こえないしんどさと要求が聞かれるように)
第2章 思春期の子どもたちとともに(中学校)(B組の「閉ざされた窓」を開いて;コロナ下で進めた総合的な学習の時間と学年づくり;空気が読めなくてもいいですか―悩める直樹と学級の三年間)
第3章 学校に子どもの権利条約を活かすということ(子どもの権利条約の批准と積極的な実践の広がり;「子どもが意見を振り回したらえらいことになる」?;権利よりも義務の強調…道徳の教科化 ほか)
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