首里城地下 第32軍司令部壕―その保存・公開・活用を考える

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首里城地下 第32軍司令部壕―その保存・公開・活用を考える

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  • サイズ 46判/ページ数 159p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784874987780
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0036

出版社内容情報

首里城の地下にあった第32軍司令部壕はどうなっているのだろう。
 牛島満司令官の孫が、会ったこともない祖父の姿を追いながら、沖縄県内を訪ね歩く。さらに6月23日の沖縄慰霊の日が祖父の自決した日となっている「定説」へ疑問、その疑問「自決日のナゾ」を調べる経緯を一つの切り口にして、過去の沖縄県、那覇市の司令部壕調査の報告書や、占領直後の米軍資料(『Intelligence Monograph』「第32軍司令部 首里城」)などを丹念に解読して、首里城の復興・再建が注目される中、巨大な第32軍首里司令部地下壕を、過去の戦争を学ぶ戦争遺跡としての保存・公開を途中経過として提案する。
 著者は現在、学校や市民対象に「牛島満と沖縄戦」を中心に、沖縄修学旅行事前・事後学習支援アドバイザーなどの講師や平和ガイドを務めている。

内容説明

首里城地下は今どうなっている!?沖縄戦司令官を祖父にもつ著者が、戦後の調査や米軍資料を丹念に追跡、過去を学ぶ戦争遺跡として、巨大地下壕の保存・公開を提案する!!

目次

1章 沖縄との出会いと沖縄戦の授業(私の沖縄との出会い;祖父の軌跡を追う ほか)
2章 牛島司令官はいつ「自決」したか(解明されていない事実;戸籍・留守名簿は6月20日? ほか)
3章 首里城と第32軍首里司令部壕―現状を知る上で重要な二つの調査(首里城焼失と地下の司令部壕;司令部壕にまつわるコンクリート製の二つの構造物の誤解 ほか)
4章 第32軍首里司令部壕―保存・公開・活用の意義と提案(前史、司令部壕公開の三度の試み;沖縄県が新検討委員会を設置 ほか)

著者等紹介

牛島貞満[ウシジマサダミツ]
1953年東京生まれ。2017年3月まで東京都公立小学校教員。祖父は陸軍第32軍司令官だった牛島満中将。1994年から沖縄で祖父について調べはじめ、2004年より東京、沖縄で「牛島満と沖縄戦」をテーマに授業を行ってきた。さらに沖縄の基地問題について、1959年の宮森小学校米軍ジェット機墜落事件、2004年沖縄国際大学米軍ヘリ墜落事件について調査し、基地被害の実態を伝える授業や講演を続けている。また首里城の地下にあった第32軍首里司令部壕について、関係者への取材や米軍資料などの調査を行っている。現在、沖縄観光コンベンションビューローの沖縄修学旅行事前・事後学習支援アドバイザーなどの講師や平和ガイドを務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

二人娘の父

7
「32軍司令官の孫」という人生。想像もつかない生い立ち。そんな著者による祖父・牛島満の死亡日の探索と、首里城地下にあった32軍司令壕の保存・公開に向けた私的な提言集である。後半の司令壕内の解説は、建築系が好きな方はよいだろうが、あまり関心がないものにとっては、やや退屈。しかし熱意は伝わってくる。素人ながら簡単に「地下司令部壕を公開したらいいのに」と考えていたが、それはかなり困難であることは分かってきた。著者の姿勢に、祖父の行為への贖罪の思いを感じる。2023/06/26

みさと

4
首里城正殿焼失事故により再復興の気運が高まっている今、戦争と平和を考える拠点として、首里城地下に眠ったままとなっている沖縄守備軍司令部壕を保存・公開すべきと説く。著者は沖縄守備軍第32軍司令官牛島満中将のお孫さん。沖縄戦での被害拡大の最大の原因は、祖父牛島司令官が決裁した「南部撤退」と「最後まで敢闘し」の二つの命令にあるとの責を負い、沖縄戦の歴史を検証・語り継ぐ活動を続けている。その命令を起案・議論・決済した場所が首里の司令部壕である。過去の戦争の過ちを具体的に学ぶ場として整備することは責務であると主張。2023/03/15

Y_Kuroyanagi

1
20230120ー202301232023/01/23

sin1row

1
教員であり、沖縄戦を指揮した牛島司令官の孫という境遇の著者が沖縄戦と沖縄について記した著書。牛島司令官がどのような人物だったのか、沖縄戦は実際にはいつ終了したのか、首里城の地下豪はどのようなものだったのか、さらに首里城の地下壕の発掘、公開についていずれも初めて知る内容で地下壕については不明の部分も多いことが驚きだった。 戦争について知ることは、これからの平和について考えるためにも重要なことで、首里城と共に戦争について考えられる地下壕が一般に公開できればと思う。そのためには引き続き調査費用の捻出が課題となる2022/09/01

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