出版社内容情報
時が移り、消えかかった智恵、引き継ぎたい文化――。
まだまだある! 知られざる琉球・沖縄の文化、歴史。
知ってそうで知らない沖縄の風土や文化や暮らしの今昔を、
豊富な知識とエピソードをまじえて「沖縄再発見」の旅に誘います!
内容説明
作家・劇作家で沖縄戦研究者の著者が綴る、沖縄再発見のための、とっておきの話・33篇!
目次
ウチナーンチュ(沖縄人)の姓名
島々を歩くと沖縄がよく見える
「おきなわ」の呼び名
沖縄方言は日本語か
沖縄人のルーツと稲の伝来
海を歩く~干瀬の生活
海の贈り物「ユイムン」
海ゴーゴーと空ゴーゴー
日本の春は琉球ゴルフ倶楽部から
沖縄の墓はなぜ大きいのか〔ほか〕
著者等紹介
大城将保[オオシロマサヤス]
沖縄戦研究者・作家。1939年、沖縄県玉城村(現南城市)に生まれる。沖縄史料編集所主任専門員として沖縄県史の編纂にたずさわった後、県教育庁の文化課課長、県立博物館学芸課長等をへて、県立博物館長を務める。また作家として嶋津与志の筆名で作品がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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noko
2
沖縄出身の作者による沖縄本。まず沖縄の人の名前の読み方。作者の苗字は大城、沖縄のお年寄りは、城はグスクなのでオオグスクと呼ぶそうだ。沖縄は訓読みではなく、音読みが基本。沖縄の偉人、儀間真常もギマシンジョウだもんね。沖縄の言葉は独特に聞こえる。沖縄方言はどこの言葉の仲間かというのも面白かった。沖縄方言を、教育で標準語にしようとする学校での教育が行われていた。その時に生徒が方言で話してしまったら、どうなるか?方言札と呼ばれる蒲鉾板位の大きさの木札を、首からぶら下げさせられる。それを批判したのが柳宗悦。2024/01/19