内容説明
日本の踏切の数は3万3655箇所(’14年3月)、対するフランスは1万8055箇所(’14年6月)。日本はそれだけ踏切事故のリスクが高い国である。被害者の高齢化をふまえ、いま、踏切事故を考える!高齢化社会における踏切事故対策はどのようにあるべきなのか。踏切の歴史や過去の事故、認知症患者の事故、現役運転士から見た視点から、踏切事故を減らす方法を考える。
目次
第1章 踏切事故とその防止対策
第2章 踏切はどのように発展してきたか
第3章 踏切事故と安全対策の歴史
第4章 介護ができない―JR東海認知症事故
第5章 韓国の踏切事故
第6章 運転士にとって踏切とは
第7章 踏切を考える―現役運転士座談会
著者等紹介
安部誠治[アベセイジ]
1952年生まれ。大阪市立大学助教授、関西大学商学部教授などを経て現在、関西大学社会安全学部教授。東京電力福島原子力発電所における事故調査・検証委員会技術顧問、公益事業学会長、消費者安全調査委員会臨時委員などを歴任し、現在、事業用自動車事故調査委員会委員、鉄道安全推進会議副会長。専門:公益事業論、事故防止論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 評価
京都と医療と人権の本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
1.3manen
28
なんでかんかん音でなければならぬ? まもなく、列車が通過します、の一言がそんなに難しいのか? 踏切事故の歴史からすると、1960年代が甚大な気がする(第Ⅲ章)。第Ⅳ章では認知症患者が事故を引き起こし、遺族や介護業者に多大なる金銭的迷惑をかける。無関心な世の中でこうなっている面があるのではないか? クルマにはセンサーに反応するが、人間には反応せず、2014年1月の事故は死亡事故である(135頁図)。クルマ社会の証。歩行者を無視して何がセンサーだ? この教訓を活かすべきである。2016/04/17
Humbaba
6
認知症を患っている人が事故を起こす。責任能力を持たないため、賠償を求めることができない。しかし、被害を被った以上はそれをどうにかして償って欲しいというのは自然なことではある。それを家族に求めるのは自然な流れとも思えるが、それを認めてしまえば認知症の人の自由を奪う以外の選択肢がなくなってしまう。2015/09/28
T-hiro
1
少し前に読んだ「子どもはどこで犯罪にあっているか」みたいな内容を想像してたが、あれに比べれは概要的であっさりした内容だった。まぁ、脱線事故でも人身事故でもなく、あえて踏切事故をテーマにしてる珍しい本だから、それもやむなしかもしれない。何人かの共同執筆という事で、現役運転士が執筆してたり、中々興味深い部分もあるけど、Ⅳ章は話は興味深いけど踏切関係ないし、Ⅴ章もだから何?という内容で、全体的にはボチボチ、という所かな。2015/08/23
Akio Kudo
0
★★★★ 専門用語が多く、わかりにくい。鉄オタの本じゃないかと思うぐらいだが、踏切が現場の運転士に強いプレッシャーになっている事が良くわかる。愛知県の認知症老人事故については鉄道会社側の言い分も尊重するべきだと思う。2018/03/17




