目次
ソウル概観
ソウル中心部(世宗路から太平路へ;鍾路を歩く)
南山散策―韓国併合と抗日の義士たちの足跡をめぐる
ソウル北部・東部―北村から大学路を歩く
ソウル西部―西へ足を伸ばせば
ソウル郊外―one day trip from ソウル
著者等紹介
佐藤大介[サトウダイスケ]
1972年、北海道生まれ。1995年、明治学院大学法学部卒業。同年から2001年まで毎日新聞社記者。2002年、共同通信社に入社し、高松支局を経て2006年に外信部配属。2007年6月から一年間、語学研修のためソウルの延世大学に社命留学。2009年3月から2011年11月までソウル特派員。同年11月から外信部(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みなみ
10
日本の植民地支配時代の歴史を辿って史跡を巡り歩く一冊。ソウルの成り立ちから始まって、ソウルという都市の歴史を知ることができる。いまや観光地、屈指のショッピングエリアである明洞はかつて日本人居住区で、明治町と呼ばれていたらしい。新旧ソウル駅も紹介されている。ソウルだけでなく郊外も紹介されていて、最後は江華島だ。韓国はコロナ以前に行ったきりだが、また訪れてみたい。2025/04/19
たこ焼き
5
自己をむちうちはげますのに急な我らは他人を恨み咎める暇はない。今日われわれがなさなければならぬことはただ己の建設のみである。外国が国土に入ってわが物顔をするのは国力がないからである。2025/03/27
三田郎
3
どの韓国旅行ガイドにも書かれている「歴史問題や政治問題に触れぬように」という文言にモヤモヤしていたのでこういう本は助かる2025/03/14
とりもり
1
ソウル旅行の予習に。ガイドブックは阿呆みたいに同じことしか書いてないので論外としても、この本はこの本で日本統治時代のことしか書いてない。その時代の遺構が数多く残っているのも分かるが、もう少し朝鮮王朝時代の遺構やソウルの人たちの暮らしが分かるようなものを多く紹介して欲しかった。とはいえ、日韓の近代史をコンパクトに押さえつつ、その遺構について概観するには良い本かと。★★★☆☆2023/05/07
Yoshinori Kakumoto
1
★★☆☆☆ 明日からのソウル訪問の前の予習に。観光旅行であっても、知識を以て臨むと、違う一面が見えると思い手に取る。私自身、韓国は何度も訪問したことがあり、また世界史は好きだったのだが、それでも知らない歴史が多々あり、恥ずかしい気持ちにもなった。「何事も知るのに遅過ぎることはない」と捉えることにする。 音楽や美術といった芸術、料理、山や海といった地理、なんでもそうだけれど、知識があれば、言葉で自分の感情を表現しやすくなる。それが、物事を楽しむ秘訣に思う。因みに、これ、ほぼ知人の言葉のパクりである(笑)2018/08/14