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内容説明
この本は、困難を抱えた子どもたちにどう向き合っていったらよいのか、失敗を繰り返しながら著者たちなりに模索し続けてきた試みをまとめたものである。
目次
第1章 発達障害といわれる子どもとの出会い
第2章 暴力をふるう子、夢まろとダン吉
第3章 暴言を吐く子、教室を飛び出す子
第4章 困難を抱えている子のニーズが学校を変える
第5章 悩んでいるお母さんと手をつないで
第6章 親をつなぐ、地域につなぐ
著者等紹介
篠崎純子[シノザキジュンコ]
1973年、神奈川県公立小学校の教師となる。現在まで公立小学校・支援学級、通級学級などを担当。全国生活指導研究協議会(全生研)常任委員。特別支援教育士。臨床発達心理士
村瀬ゆい[ムラセユイ]
関西の公立小学校に勤務。うち8年間は肢体不自由、病虚弱学級、養護学級などの担任を経験。現在は校内コーディネーター。全国生活指導研究協議会元全国委員。小児科医・看護師・心理士・発達障害のある子の保護者・教師の研究会及び「のびのびキッズ」などの会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りんふぁ
2
叱ってなおるならもうなおってる…って言葉に思わず吹き出しました(笑)そうですよねーその通りです。常に未来を考えていきたいなー。2015/04/17
nom
1
工夫次第。どうしても先入観で見てしまうから、一回その先入観から離れられるのか。「どうして」そんなことが起きるのかと冷静に分析できるのかどうか。2013/11/11
Noriko Teshima
0
職場で、フォローに困ってしまう場面が多く、少しでも気持ちがわかればと思って購入。あぁ、なるほどなぁと思える場面が随所に。全てが同じとは言わないけれど、理解のきっかけになるような事例がたくさん。少し落ち着いた対応ができそう。明日からの指導の勇気をくれる本です。2014/02/14
korem
0
怒るくらいで治るんならとっくに治っている 〜の幸せを考え合うことが「みんなの幸せ」に、リンクしてる(p21)約束は破棄されることもあるけど、それは嘘をついたのではなくて、その時は本気だった、でもできなかった、そんなこともある(p118)すぐれた教師ほど人の力を借りる(p132)「甘やかし」ととらえるのではなく、今は「途中の段階」(p139)困難を抱えているこののニーズが学校を変える(p156)外へ、多様に、楽しんで(p167)学校であったことを家で叱り直さないでください(p170) 2022/03/01
U-Tchallenge
0
全体を通して流れているのは、発達障害のある子どもたちへの温かい眼差しであった。もちろん、本書で出てくるエピソードは温かいものばかりではない。むしろ、本当に大変だな、と思ってしまうものばかりであった。でも、それを教師や大人側だけから見てみるのではなく、子どもの側から見てみることを徹底されていた。だからこそ、題名になっている「ねぇ!聞かせて」ということなのであろう。どうやっていくかを考えてしまいがちではあるが、まずはなぜこうなってしまうのか、ということを考えないといけない、と思わされた。2021/07/12