自分の弱さをいとおしむ―臨床教育学へのいざない

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自分の弱さをいとおしむ―臨床教育学へのいざない

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  • サイズ B6判/ページ数 143p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784874983263
  • NDC分類 371
  • Cコード C0037

内容説明

子育てに悩む親、学校や学童保育の現場で苦しみ立ちつくす教師・指導員に贈る、「癒し」と「励まし」のメッセージ。

目次

第1話 自分の弱さをいとおしむ―「教育臨床」という仕事への第一歩
第2話 「よわね」をはいても大好きだよ―自分を愛する心(自己肯定感)を贈る
第3話 「黒い幸太くん」と「白い幸太くん」―乖離に苦しむ子どもたち
第4話 しみじみ感じる心をはぐくむ―あかるさ強迫(躁的防衛)に苦しむ子ども
第5話 あなたのとなりに「トトロ」はいますか?―響きあいつつ聴きとる身体へ
第6話 子どもの「たからもの」が見えるとき―落ち着きのないあの子は“ADHD”?
第7話 親(おとな)もつらい激しい競争社会―傷ついた人びとの絆が未来をひらく
第8話 夢みる「ムーミン谷」の子どもたち―公的責任をたいせつにする福祉国家フィンランド
第9話 ひとりで悩まない、ひとりで抱え込まない―「共依存」ではなく美しい人間愛へ
第10話 子どもとのほどよい距離感覚―エンパワメントの発達援助学
第11話 癒される心、励まされる心―聴きとり語り合う絆を「回復」するために

著者等紹介

庄井良信[ショウイヨシノブ]
1960年、北海道美幌町に生まれる。広島大学大学院教育学研究科博士課程、広島大学教育学部助手、県立広島女子大学・生活科学部・人間福祉学科助教授、フィンランド・ヘルシンキ大学在外研究員を経て、現在、北海道教育大学大学院(独立専攻)学校臨床心理学講座・助教授。専門分野は、臨床教育学。さまざまな悩みや困難を抱えた家庭・地域・学校教育の現場と手をつなぎながら、教育相談活動に参画している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きんちゃん

3
 強さばかりを強調する社会。強くあれ、強くなければダメだ、そういう社会の暗黙の力に押しつぶされそうになる子どもたち、そして親や教師たち。強いことはもちろんいいことだが、自分のありのままの姿許されない社会というのはどこかにひずみを生む。自分の弱さをいとおしむ、このすべてを受け入れるというやさしさが、もっともっとこの日本には必要だ。2014/01/12

Lena

2
授業の関係で読みました。すごくわかりやすい文章で、説明に使われる表現もみんなが知っているようなアニメの話を出してくれていたりして読みやすさ、理解しやすさが重視されているなと思いました。弱さを愛おしむ。この強さを求められている現代社会で1番必要なことなのかもしれない。自分を受け入れる。弱い自分も全部受け入れて、愛してあげる。それを行うことって本当に難しいことだと思うが、これからの教育や子育てによって弱さを愛せる子どもの育成ができたら良いと思う。2020/07/16

Takao

2
2004年6月15日発行(初版)。発行間もない頃に購入しているはずだが、なかなか読めないまま十数年が経ってしまった。本書は、2003年度の『日本の学童ほいく』に一年間連載された。あとがきに著者のメッセージがある。「ひとりではがんばるな」「もっと上手に甘えなさい」「もっとゆっくり味わいなさい」「時間かければ必ずできる」「いっぱいまちがってみなさい」わたし自身の考えに非常に近いものを感じた。2017/09/10

ゆう。

2
臨床教育学を構想する著者が、子どもの傍らに在ることの意味を問いかけた著書だと思います。とても優しい眼差しで綴られていました。著者は、援助者が深く悩んだり、不安になったり、悲しんだりすることは誠実に生きている証であり大切なことだと述べています。また、子どもの失敗で心が痛んでいる心に寄り添うことから教育臨床は始まると述べています。それは弱さを愛おしむことで子どもの心の安全地帯を広げていくことなのでしょう。新自由主義的な競争関係では得られないものだと思いました。読みやすい本でした。2013/12/11

ようこ

1
まず、タイトルだけでも心に留めておきたい言葉。ひとと接するとは、心を受け止めること、心を受け止めるとは、自分の体と心で響き合うこと…実際のこどもの姿を描きながら、自分の弱さを受け入れられないとは、受け入れるとは…と現代と現代のこどもをふわりと見せてくれる。2012/08/07

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