内容説明
あたま痛い、おなか痛い、気持ち悪い…。一日百人を越える子どもが押し寄せて来る保健室。なぜ子どもたちはこれほど保健室を必要としているのか?ベテラン養護教諭の眼がとらえた子ども、家族、教育の危機。
目次
第1章 一、二年生の教室が大変!
第2章 苦悩の中から学校づくりへ
第3章 「子育てサークル」の誕生
第4章 保健室の子どもたち(1)(甘えたい症候群の幸子と麻衣;母親の前で固まる二年生の勇 ほか)
第5章 保健室の子どもたち(2)(暴力がやまない四年生の孝雄;“寂しさ”が起こした問題行動 ほか)
著者等紹介
田中なつみ[タナカナツミ]
1942年、長野県に生まれる。東京大学医学部衛生看護学科卒業。東大病院に看護婦として4年間勤務した後、都内小学校に養護教諭として34年間勤め、2003年3月定年退職。80年代から90年代にかけて、東京都教職員組合養護教員部および全日本教職員組合養護教員部役員。東京養護教諭サークル「芽の会」会員
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