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出版社内容情報
「お兄ちゃん、ここは現実だよ!」
雪花小学校6年1組の芦原佑馬は、VRMMORPG《アクチュアル・マジック》のプレイ中、ゲームと現実が融合した《新世界》に足を踏み入れる。
事態が飲み込めず混乱する佑馬の前に現れたのは、クラス一の美少女・綿巻すみかだった。だが彼女の容姿は悲劇的なほどに変貌していた。それはゲームの『モンスター』としか思えないもので……。
「――これはゲームであって、そして現実だ」
VR(仮想現実)、AR(拡張現実)に続く、川原礫最新作の舞台は、MR(複合現実)&デスゲーム!
内容説明
「お兄ちゃん、ここは現実だよ!」雪花小学校6年1組の芦原佑馬は、VRMMORPG“アクチュアル・マジック”のプレイ中、ゲームと現実が融合した“新世界”に足を踏み入れる。事態が呑み込めず混乱するユウマの前に現れたのは、クラス一の美少女・綿巻すみかだった。だが彼女の容姿は悲劇的なほど変貌していた。それはゲームの『モンスター』としか思えないもので…。「―これはゲームであって、そして現実だ」VR(仮想現実)、AR(拡張現実)に続く、川原礫最新作の舞台はMR(複合現実)&デスゲーム!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽてち
41
川原礫さんの完全新作。というのは、既存3シリーズはすべてWeb上で発表されたものらしく、文庫オリジナルは本作が初めてなのだそうだ。期待したが、主人公となるのが小学6年生で、「VRMMORPG《アクチュアル・マジック》のプレイ中、ゲームと現実が融合した《新世界》に足を踏み入れる」という設定に引いた……。でも、読み始めた途端に引き込まれ、あっという間に読了してしまった。まるで『漂流教室』をスティーヴン・キングがノベライズしたような、緊張感がありながらとてもリーダビリティが高い作品だった。早く続きを読みたい!2022/12/18
星野流人
40
ゲームの世界が現実に侵食してきたかなような設定で、早々にクラスメイトが殺されてしまうなど重たい雰囲気の作品でした。まだまだ1巻ということもあり隠された謎も非常に多く、1冊使ってようやく物語が開幕した、という印象です。ひとクラスぶんの小学生が巻き込まれているだけあって人間関係も一筋縄にはいかず、明確にユウマたちの足を引っ張ってくる悪意あるクラスメイトがいたりしてしんどかったですね……。現実のはずなのにゲーム世界のようなバトル展開はおもしろく、惹き込まれました。堀口悠紀子さんのイラストがかなり良かったです。2023/01/15
オセロ
36
新作VRMMO《アタチュアル・マジック(AM)》のテストプレイに参加することになった雪花小学の生徒達。芦原祐馬は双子の妹・佐羽や親友の近堂健児とパーティを組んで遊んでいたものの、突然テストプレイが強制的に終了し、目を覚ますと祐馬の目の前にはクラスで一番の美少女がAMのモンスターの姿になっていた… AMのテストプレイの為に訪れたアルテアから脱出しようとする祐馬の前に現れる様々なAMのモンスターに襲われ、時に絶望することもありながらも前に進む祐馬達。 そんな世界で佐羽に起きた変化の正体とは、続きが楽しみです。2022/11/10
よっち
34
VRMMORPG《アクチュアル・マジック》のテストプレイに参加した小学生・芦原佑馬が、ゲームと現実が融合した世界に同じ六年一組のクラスメイトたちと巻き込まれるMR(複合現実)&デスゲーム。ゲームから目覚めたユウマが、双子の妹サワや親友コンケンと共にモンスターに変容したクラスメイトに襲われ、突きつけられる変わり果てた現実。モンスターが次々と襲いかかる状況は小学生にはなかなか過酷でしたけど、不信感を拭えないクラスメイトの対立、見つからない幼馴染のミナギの存在、サワの言動もまた謎めいていてここからの展開に期待。2022/11/13
わたー
34
★★★★★読む前から既にわかりきっていたことだが、くっそ面白い。SAO、AWの川原礫先生の書下ろし完全新作。クレストと呼ばれるウェアラブルARデバイスが普及した近未来。世界初のVRMMORPG「アクチュアル・マジック(AM)」のテストプレイに招待された主人公たち雪花小学校6年1組のメンバーはテストプレイの最中に意識を失ってしまう。目覚めたとき、現実世界はAMの浸食を受けて変貌を遂げていた…という複合現実(MR)をテーマにしたデスゲーム作品。バケモノと化した学校一の美少女、忽然と姿を消してしまった幼馴染、2022/11/10