内容説明
京浜工業地帯の中心・川崎の支局に23年―’60年代後半の公害反対闘争から、乱開発に抗しての「緑の憲法」制定、草の根の文化運動、そして全国初の「オンブズマン制度」の導入まで。住民参加による町づくりの現場に立ち会ってきた新聞記者が書き下ろした地域の現代史。
目次
1 公害―「緩慢なる殺人」
2 「川崎の夜明け」革新市政誕生
3 「ふるさと」と呼べる町に
4 市民がつくった「緑の憲法」
5 「わが町」再発見と町づくり
6 リクルート疑惑と市民運動
7 町づくりの主人公は市民だ
高橋市長インタビュー