内容説明
権力か恋か。野心と欲望渦巻くチューダー王朝の絢爛たる王宮を舞台に、運命に抗って激しく生きた〈六本指〉の王妃アン―栄光と断罪の数奇な生涯を、宗教改革に揺れる時代相の下に描き出す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
viola
6
アン・ブーリンの伝記です。関連書は色々読んできたけれど、原注や参考文献の多さからも伺えるよう、1冊まるまる彼女について扱ったものだとこれが最も信憑性があると思います。アントニア・フレーザーのはヘンリー八世の六人の王妃全てに触れられていて、此方には此方の良さがありますが。ただ、翻訳がちょっと読みにくいかな。2011/09/04
ラーラ
0
チューダーズを観て、アンブーリンに興味を持ち、読んでみました。
風緒ふわり
0
ヘンリー8世の成育歴はどうだったのだろうと思ってしまう。真に女性を愛したことはあるのか、いや、ないのだろうきっと。イギリス王室って他にも色々あり…。自分の欲を満足させるために宗教を利用し、その教義を自分の都合の良いように捻じ曲げるのも真の信者とは言い難い。人が自分の虜になり思い通りになるのは最初のうちはエゴが気持ちよく感じるかもしれないが、それは真の幸せとは異なる。アンもヘンリーもエゴ欲にまみれ、それに耽溺していまい自分を見失い、周囲も巻き込み不幸にしたといえよう。富と権力を得たい気持ちはわかるがご用心!2024/11/21
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