内容説明
高志と清志のお母さんは、妹のしおりを産んで死んだ。アイバンクの人がきて、お母さんの目の角膜を、他の人に移す手術をした。お母さんの角膜で、目の不自由な人が見えるようになる、それが、お母さんが、生きているときからの願いだった。生まれたばかりの妹、しおりは、朝子おばさんが預かってくれることになったが、やがて、父子四人で暮らすことになるまでには、ミステリーな事件がつづいた。親から子につづく命のきずなの涙と感動。角膜でよみがえる人、命の大切さを伝える、意欲作。小学中学年より。
著者等紹介
高橋うらら[タカハシウララ]
本名高橋麗。日本児童文芸家協会会員。日本児童文学者協会会員
日野多津子[ヒノタズコ]
東京都出身。画家・松山文雄に師事。日本美術会付属研究所卒業。個展、グループ展、現代パステル協会展で作品を発表。毎日・西友コミュニティカレッジなどで、パステル画の講師。婦人誌、教育誌や新聞の挿絵、装画など多数
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