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文春新書
物語 大江戸牢屋敷

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  • サイズ 新書判/ページ数 226p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166601578
  • NDC分類 322.15
  • Cコード C0221

内容説明

江戸時代の牢屋敷は、外からは、うかがい知ることのできない暗黒世界だった。入牢してきた岡っ引きへの残酷な復讐、人減らしのため闇の中に葬られる「作造り」など、牢名主が絶対権力をふるう獄内では、あらゆる無法が罷り通っていた。また幕末期になると、牢内で開国を談じる吉田松陰や、持ち込んだ賄賂によって牢名主につぐ地位を手に入れた渡辺崋山のような「異能の人」もあらわれた。江戸という時代の裸の姿を垣間見させてくれるもの―大江戸牢屋敷の塀の中は、涙も苦しみも役人との知恵くらべもいっぱいに詰まったワンダーランドだったのだ。

目次

小伝馬町牢屋敷の世界
非道探索控
残酷物語アラカルト
伊豆・佐渡流刑の人
元祖“鬼平”の人足寄場
切支丹屋敷の異邦人
幕末風雲の人受難録

著者等紹介

中嶋繁雄[ナカジマシゲオ]
昭和4年、福井市生まれ。福井保護観察所(法務省)につとめた後、福井新聞記者、「歴史読本」編集長を経て歴史ノンフィクション執筆。著書に、『日本の名門200』『諸藩騒動記』『事件で見る明治100話』(以上立風書房)、『秘話・幕末明治の101人』(新人物往来社)、『日本の大名家はいま』(学研)、『日本の名僧100人』(河出文庫)、『明治犯科帳』(平凡社新書)などがある
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