内容説明
本書では、先進資本主義諸国を中心として世界的に広がりつつある、人々のスピリチュアリティへの関心に焦点をおきながら、現代社会とそこで生活する人々の社会意識を理解する手がかりを得ることをねらいとしている。
目次
1部 現代宗教への理論的アプローチ(現代のスピリチュアリティ文化―「精神世界」とニューエイジを中心として;世俗化論のゆくえ―現代イギリスの宗教状況を手がかりとして;入信の社会学―当事者の価値観の持続と変容をめぐって)
2部 フィールドへの接近―和尚ラジニーシ・ムーブメントの事例(和尚ラジニーシ・ムーブメントの歴史的展開―制度化と脱制度化を軸として;宗教の暴力性―信者の心が揺れるとき;イニシエーション前後の価値観の変化―当事者への聞き取り調査から)
3部 新しいスピリチュアリティ研究へむけて(ネット恋愛のスピリチュアリティ―オンライン上の「特別な存在」との交感をめぐって;宗教・宗教性・スピリチュアリティ―21世紀の宗教社会学への提言)
著者等紹介
伊藤雅之[イトウマサユキ]
愛知学院大学文学部国際文化学科助教授。1964年、愛知県生まれ。立命館大学産業社会学部卒。ペンシルバニア大学大学院社会学部博士課程修了。Ph.D.(社会学博士)。日本学術振興会特別研究員を経て、2001年より現職。専門は宗教社会学
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感想・レビュー
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