岩波新書<br> 民族紛争

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民族紛争

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  • サイズ 新書判/ページ数 229,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004314318
  • NDC分類 316.8
  • Cコード C0231

内容説明

世界各地で続発している民族紛争。どのように発生、激化し、そして終結へと向かうのか。クロアチアとボスニア、コソヴォ、ルワンダ、スリランカなど六つの紛争の経緯を詳しく紹介し、軍事介入やジェノサイドの実態などについて考察する。さらに民族紛争に関する研究の論点を整理し、紛争予防や平和構築の可能性を検討する。

目次

序章 民族紛争とは何か
1部 世界各地の民族紛争―六つの事例(スリランカ―言語政策と民族紛争;クロアチアとボスニア―民族紛争予防の失敗;ルワンダ―ジェノサイドの実際;ナゴルノ・カラバフ―体制変動と民族紛争;キプロス―本国の介入;コソヴォ―国際社会の介入)
2部 民族紛争を理解する為に(なぜ発生するのか;予防はできないのか;どのように成長するのか;紛争の終了から多民族社会の再建へ)

著者等紹介

月村太郎[ツキムラタロウ]
1959年生まれ。1983年東京大学法学部卒業。同大助手、神戸大学助教授、教授などを経て、同志社大学政策学部教授。専攻、地域紛争、国際政治史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

12
相手の立場に従って、穏健派と急進派と内部対立も当然あるとのこと(9頁)。よそ者嫌い、浄化、陣取り合戦(11頁)。民族は文化的共同体(18頁)。スリランカの多数シンハラvs少数タミル(19頁)。民族浄化とは、多民族地域の領域を自民族地域にすること(62頁)。ジェノサイドとは、大量殺戮や大量虐殺のイメージ(70頁)。正式には、国民的、人種的、民族的、宗教的な集団の全部または一部を破壊する意図がある(71頁)。ポール・コーリアは、低所得と紛争発生の確率には相関があるとのこと(179頁)。文化的自治(197頁)。2013/09/07

coolflat

8
本書で取り上げている民族紛争は、シンハラ人対タミル人(スリランカ)、クロアチア人対セルビア人(クロアチア)、ボスニア人対セルビア人対クロアチア人(ボスニア)、フトゥ人対トゥチ人(ルワンダ)、アルメニア人対アゼルバイジャン人(ナゴルノ・カラバフ)、ギリシャ人対トルコ人(キプロス)、アルバニア人対セルビア人(コソヴォ)である。著者は民族紛争が起こる要因として、他民族が混在する居住分布、民主化、貧困、宗教を挙げているが、個人的には歴史が重要かと思う。ここに挙げられるほとんどは、植民地時代等分割統治の犠牲なので。2015/06/06

うえ

5
「第二次コソヴォ紛争…その最中に発生したのが、ラチャクの虐殺事件であった。コソヴォ中部のラチャク村が1999年1月15日にセルビア治安部隊に急襲され、村民45人の遺体が翌16日に発見された…NATOは3月24日の未明より、コソヴォに派遣されているユーゴ連邦、セルビアの部隊のみならず、セルビアの各所にも空爆やミサイル攻撃を敢行した。…ユーゴ連邦は…ロシア大統領特使のチェルノムイルジンが提示した和平案を6月3日に受諾」コソヴォの心積もりは独立後、すぐに国連加盟だが、ロシアと中国が国家承認していないという。2022/07/01

プリン

4
スリランカ、旧ユーゴ、ルワンダ、ナゴルノ・カラバフ、キプロスなど、諸地域での民族紛争の実情をふまえて、民族紛争の発生原因やその解決策・予防策を提示した著作。自分自身の知識のなさにあきれながら、何とか読み終えることができました。旧ユーゴとルワンダについてはきちんと学習したいと常々思っているので、ノートを取りながらもう一度読むつもり。2013/06/23

ブルーツ・リー

3
人類は争いが絶えないよなあ、と思いました。 民族、という話になると、特に好戦的になるのか、世界各国で、民族同士の争いが起こっています。 人によっては、国家とか民族とかではなくて、個人のレベルで付き合えば戦争はなくなるんだ!という意見もあるようですが、しかし、人間は、集団を作る生き物だと思っていて、集団を作る際に、「民族」という括りは、非常にグループを作りやすいのだと思います。 民族紛争の終わらせ方としても、結局、同一民族で独立するまで争いが続くような…。対話で解決できない所が、人類、なのかも知れないです。2022/03/31

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