内容説明
ハナ、ザカリー、サラ・エミリーの三人きょうだいは、夏休みを、沖合の孤島にぽつんと建つ、昔おばさんが住んでいた家で過ごすことになった。それは古風な、りっぱな建物で、部屋がいくつもあった。島の北のはしには、“ドレイクの丘”とよばれる岩山―。おばさんは、手紙にこう書いていた。「もし、たいくつなら、ドレイクの丘を調べることを、おすすめします」そこで三人は、ある日、探検に出かけた。てっぺんにたどりついて、そして見つけたものは…!!はなれ小島で夏を過ごした3人の子どもたちの、竜と出会った夢のような物語。
著者等紹介
ラップ,レベッカ[ラップ,レベッカ][Rupp,Rebecca]
アメリカの作家。主に児童向けの物語や科学読み物を発表するかたわら、息子3人を在宅学習で育てた経験をもとにして、この分野の教育書も手がける。また細胞生物学の博士号を取得し、『脳みそゼミナール』(原書房)などの著作を発表するなど、雑誌、テレビも含めて幅広い活動をしている
鏡哲生[カガミテツオ]
1965年、東京生まれ。小学校時代をアメリカのオハイオ州で過ごし、帰国して上智大学文学部卒業。放送局勤務を経て通訳や翻訳の仕事にたずさわる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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花林糖
16
(図書館本・購入)(オール・ハロウズ・イヴ(All Hallow's Eve)Fantasy読書会)大大叔母さんの所有する孤島で夏休みを過ごす事になった3姉弟妹のお話。よくあるドラゴン物の様な派手さはないけれど楽しく読めた。ドラゴンが三又なのに性別が違うのも面白い。物語の雰囲気が好み。2019/10/14
harutamano
11
雨に降られて足止めくった図書館で出会いました児童書。うわー!いいドラゴン!しかも語りがうまーい!挿絵はないのにイメージが浮かぶ🐉次男は絶対イケボだわ。島に来た三兄弟と、龍のきょうだいたちとのキャラクターの対比。一番上のもののしんどさ、きょうだいへの優しさも描かれていて、グッときました。女の子が大事にされないのが当たり前だった村の話も深いなあ。海の話もよかった〜!2022/09/27
おはなし会 芽ぶっく
9
姉・弟・妹の姉弟が島の洞窟で3本首のドラゴンと出会ってしまう。この出会いが忘れられない夏休みの思い出になり、自分の道は自分で切り開くことへと誘ってくれます。2019/03/07
みよちゃん
8
ドラゴンが可愛く、お話しも、不思議に素直に入ってくる。優しい人たちにも出会えた。2019/10/31
クサナギ
7
竜と人の絆の物語。続編も読みたい。2017/10/26