目次
なぜ「移動とことば」の語りなのか
第1部 「移動とことば」の語りとアイデンティティ(名前をめぐるアイデンティティ交渉―「ハーフ」の娘と母の「移動」の軌跡から見えるもの;湯呑の貫入に投げ込まれた「移動とことば」;「が」の正体―痛みをのりこえてひらく花;「留学」研究からことばの学習と使用を考える―移動を重ねるスロバキア出身Denisaの言語レパートリー)
第2部 「移動とことば」の語り方と書き方(「当事者」研究をする「私」のオートエスノグラフィ―カテゴリー化をめぐって;「移動する子ども」のライフストーリーとオートエスノグラフィ―聞き手と語り手と書き手の関係を振り返って;German,Japanese and beyond―How my languages made me a Psycholinguist;移動とことばをめぐるダイアローグ―異郷に生きる関西出身者の往復書簡より;「移動する子ども」と文学―荻野アンナの文学世界を読む)
あとがき “個”の「移動」が照らしだす社会とことば
著者等紹介
川上郁雄[カワカミイクオ]
早稲田大学大学院日本語教育研究科教授。博士(文学)。専門は日本語教育、文化人類学
三宅和子[ミヤケカズコ]
東洋大学名誉教授。博士(文学)。専門は社会言語学、日本語学、語用論
岩〓典子[イワサキノリコ]
南山大学人文学部日本文化学科・人間文化研究科言語科学専攻教授。Ph.D.(応用言語学)。専門は日本語教育、第二言語習得研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。