出版社内容情報
日本語表現についての疑問に、文法的見地から網羅的・体系的に答えるシリーズの第4回配本。「も」「こそ」「だけ」など様々な助詞や副詞などによる「とりたて」、ある文が何について述べるのかを示す「主題」に焦点を当てる。
第9部 とりたて
第1章 とりたての概観
第1節 とりたてとは
第2節 とりたて助詞の意味
第3節 とりたて助詞の性質
第4節 とりたての副詞
第2章 累加を表すとりたて助詞
第1節 累加を表すとりたて助詞とは
第2節 「も」
第3章 対比を表すとりたて助詞
第1節 対比を表すとりたて助詞とは
第2節 「は」
第3節 「なら」
第4章 限定を表すとりたて助詞
第1節 限定を表すとりたて助詞とは
第2節 「だけ」
第3節 「しか」
第4節 「ばかり」
第5節 「こそ」
第6節 関連する表現
第5章 極限を表すとりたて助詞
第1節 極限を表すとりたて助詞とは
第2節 「さえ」
第3節 「まで」
第4節 「も」
第5節 「でも」
第6章 評価を表すとりたて助詞
第1節 評価を表すとりたて助詞とは
第2節 「なんか」「なんて」「など」
第3節 「くらい」
第4節 関連する表現
第7章 ぼかしを表すとりたて助詞
第1節 ぼかしを表すとりたて助詞とは
第2節 「も」
第3節 「でも」
第4節 「なんか」「など」
第5節 関連する表現
第8章 疑問語・数量語につくとりたて助詞
第1節 疑問語・数量語につくとりたて助詞とは
第2節 疑問語につくとりたて助詞
第3節 数量語につくとりたて助詞
第10部 主 題
第1章 主題の概観
第1節 主題とは
第2節 主題を表す表現の概観
第2章 主題を表す「は」
第1節 「は」の機能
第2節 「は」と関連する構文
第3章 「は」と「が」の使い分け
第1節 「は」と「が」の使い分けの概観
第2節 文における「は」と「が」の使い分け
第3節 談話における「は」と「が」の使い分け
第4節 節における「は」と「が」の使い分け
第4章 「は」以外の主題の表現
第1節 「は」以外の主題の表現
第2節 「とは」類 ―「とは」「というのは」「って」
第3節 「については」類 ―「については」「に関しては」
第4節 「としては」類 ―「としては」「にすれば」「にしたら」「にしてみれば」「にしてみると」
第5節 「におかれては」類 ―「におかれては」「には」「におかせられては」「にあらせられては」
第6節 「なんか」類 ―「なんか」「なんて」「など」
第7節 「ったら」類 ―「ったら」「ってば」「ときたら」「といったら」
第8節 「なら」
第9節 「といえば」類 ―「といえば」「というと」「といったら」
第10節 「となると」類 ―「となると」「になると」
第11節 「だが」類 ―「だが」「だけれども」「だけど」「であるが」