出版社内容情報
日本語の文法研究とその教育実践に大きな功績を残した著者の代表作第3巻。「取り立て」「構文要素の結合と拡大」巻末に1~3巻の総索引を含む。著者の最期の原稿に、ゆかりの研究者達が最小限の補訂を加えた著。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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現代日本語学の英雄による日本語記述。ひたすらに記述されている。ここから何を得るかは読者に委ねられている気がした。
susu
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取り立ての各論はよくこれだけ精密に書けたなあと感服しました。連体と連用の平行性も新しい発見でした。内の関係・外の関係についてもう少し見たかったです。2014/06/15
susu
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「ガ」「ハ」については情報構造と絡めて考えれば、すんなり理解できました(事実本文中でも、「共通の関心」などということばで、旧情報・新情報の観念を、はっきりとではなくとも述べてありました)。同じく「ガ」「ハ」の用法の一つ、全体と部分(いわゆる「像は鼻が長い」構文)のところで、「東京は新宿にやって来た」のようなものは、そこに入るのではないかと思いました。未完であるのが残念です。2013/11/23