出版社内容情報
日本語の文法研究とその教育実践に大きな功績を残した著者の代表作第2巻。小説・新聞から集めた豊富な用例で、ムード・テンス・アスペクトを明らかにする。付録「タ」の意味と機能。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
susu
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活用の章はかなり参考になりました。いかに学校文法が不合理かがわかります。ル/タがテンスしか担わないなら、もっと楽に記述できるのに…とどうしようもないことを考えてしまいました。2014/06/13
susu
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冒頭で、動詞の活用を形態論ではなく、シンタクスの問題として扱うと書かれており、少し驚きましたが、読み進めるうちに納得できました。学校文法は昔から理にかなっていないと言われつづけているにもかかわらず、なぜ改善されないのだろうと単純に疑問に思いました。タ形がテンスとアスペクトにまたがる形式なのは納得できましたが、ムードも含むというのを理解するのには時間がかかりました。2013/11/21