内容説明
「書物とは、すべて人間の思想が凍ったものだ。そして真の読書とは、私たちが各々の「胸中の温気」でこの氷を溶かすことだ」―人生と書物を愛する博覧強記の読書家である著者が、古今東西の名著から「人生のことば」を抜粋し、行間から匂いたつ生の機微を低声で語りかける滋味あふれる随想集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
調“本”薬局問悶堂
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読んでよかった!出会えてよかった!! たまたま見かけた本。見かけなかったら知らなかった本。 自信をくれた。「それって正論だよね」とか「理想論だよね」と言われるのがなによりも嫌い。 「なんで正しいと分かってるのに正しいことをしようとしないの?」「なんで理想があるのにそれを無理と決めつけるの?」そんな悶々とした気持ちを共感してくれる人が本の中にはいる。それも、自分が言葉に出来なかった気持ちを言葉にして。 1冊の本の中の「ほんの」一言で。本が語りかけてくる。 《2020年7月 登録》2013/12/29
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