内容説明
バイオマス利活用事業の仕組みと課題とは?事業性を左右する要因とは?地域社会への波及効果は?問題を解決する地域力とは?全国の事例調査を踏まえ、バイオマス利活用事業を成功させるための「地域力」を問い直す。
目次
序章 地域力とバイオマス利活用―成功と失敗に学ぶ
第1章 事例に見るバイオマス利用の実際
第2章 バイオマス利活用技術と事業性(経済性と実効性)の評価
第3章 経済的なバイオマスの利活用―ペレット製造工場を例に
第4章 やり方次第でこんなに違う、環境効果と地域効果―効果を計ろう「バイオマス会計」
第5章 地域力を計る
資料 地域カルテ
著者等紹介
近藤加代子[コンドウカヨコ]
九州大学大学院芸術工学研究院環境・遺産デザイン部門准教授。専門は環境政策、環境経済
大隈修[オオクマオサム]
(公財)新産業創造研究機構研究三部(環境・エネルギー分野)部長。専門は重質炭素資源転換工学(石炭・バイオマスなど)、プロセス開発工学、石炭液化など
美濃輪智朗[ミノワトモアキ]
(独)産業技術総合研究所バイオマスリファイナリー研究センター研究チーム長。専門はバイオマスの熱化学変換、プロセス/システム設計、バイオマス利活用の経済性・環境性評価技術
堀史郎[ホリシロウ]
九州大学国際炭素資源教育研究センター客員教授、資源エネルギー庁国際調査官。専門はエネルギー政策、環境政策(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬参仟縁
7
岡山県の真庭バイオマスの事例(27頁~)。地域ブランドの美作桧。魅力あるな。木曽の桧も負けてはいられないと思う。エネルギーの循環型社会を志向すれば、TPPの大波に呑み込まれず、エネルギーの地産地消が可能になるのではないか。長野県では、飯田市とか大町市のNPOが先進的に思える。そうした地域の動きから学んでいくことは、結局、迂遠のようでいて、近道になるのではないか。原発再稼働とかいうのは、やはり、拙速だし、安全面からすると、放射能の輸出、拡散になる。核拡散防止条約とかあるのに、最高責任者のやることは疑問だ。2013/06/22
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