内容説明
薬害SMON、その撲滅に挑んだ研究者たち。高度成長期、突如として大量に発生した原因不明の奇病。重篤な患者の症状と格闘しながら、さまざまな分野の研究者が立ち上がった。総力を挙げて原因を究明し、終息に至るまでの5年間の闘いの軌跡を描く。医学生必読の書。
目次
1 奇病発生(SMONはいつごろから発生し始めたか?;SMONについての学会の動向;勝立病をめぐって ほか)
2 病像確立(新しい疾患単位としてのSMON;SMONの腹部症状;SMONの神経症状 ほか)
3 原因判明(緑の窓口;緑毛舌、緑便そして緑尿、そして緑色物質の解明;SMONの発生とキノホルム剤服薬とは関連がある ほか)
著者等紹介
井上尚英[イノウエナオヒデ]
昭和39年九州大学医学部卒。現在、九州大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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