内容説明
林芙美子VS太宰治。昭和5年に起きた心中事件。男は生き残りカフェの花ちゃんだけが死んだ。これは本当に心中なのか?探偵・林芙美子が動き出す。
著者等紹介
宮田俊行[ミヤタトシユキ]
1957年、鹿児島県生まれ。早稲田大学法学部、京都造形芸術大学文芸コース卒業。地方紙デスクを経て、2011年3月、執筆・編集の象鯨舎を起業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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聖月
2
◎◎いやはや、なんともテンポのいい小説である。主人公芙美子が、東京から鎌倉に出向き、青森まで出かけ、パリまで行くのにたったの60頁。そして、井伏やら川端やら太宰やら文壇の御仁たちが、普通にハキハキ喋るわけで、実に実に読みやすいのである。多分、著者が描きたかったのは林芙美子の周辺の話なだろうが、往年の太宰ファンとしては、川の向こう側を歩いているような太宰の風景のほうが浮き出てくるのだなあ。『正義と微笑』に触れているのも嬉しいし。太宰の美学が否定されているのは、ちと癪だけど(笑)。文学風味絶佳の一冊。読むべし2012/02/19
ベルるるる
0
日本の有名作家が次々と出てくる。どこまでがホントで、どこからが嘘なのか、わからなくなるほど。 面白かった!2012/08/20
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