内容説明
いま長崎市では、毎朝、原爆資料館からオルゴール音で11時2分にメロディーが流されている。毎月9日には、市の防災行政無線からそのメロディーが市内全域に流れてもいる。「長崎を最後の被爆地に」するための、日々の小さな営みとしての「11時2分のメロディー」は、そもそもどのような経過をたどって鳴らされるようになったのだろうか。
目次
十一時二分のメロディー(広島の「平和の鐘」;「あの日」を語り継ぐために;十一時二分のメロディー)
ある爆死証明書(希望を学ぶ「長崎平和学」;爆死証明書;爆死証明書初公開;二つの「これから」)
著者等紹介
山川剛[ヤマカワタケシ]
1936年、長崎市に生まれる。36年間、長崎の小学校に勤務する。在職中から平和教育に力を注ぐ。1980年、ユネスコ軍縮教育世界会議に参加する。「長崎県原爆被爆教職員の会」副会長、2005年より活水高等学校非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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