内容説明
幕末の長崎、上海、香港で砲術・航海術を学び、箱館戦争では新政府軍の海軍参謀を務める。維新後は、大村益次郎の遺志を継ぎ、徴兵令策定に参画―。近代日本の軍政改革に奔走した曾我祐準（そが・すけのり）の怒涛の半生を描く。
目次
第１部 立志編（鹿之助の誕生；父の死；兄祐正の帰国 ほか）
第２部 動乱編（横井小楠と柳河；小楠との邂逅；王政復古と戊辰戦争 ほか）
第３部 疾風編（運命の出会い；青森口総督府海軍参謀；大村の死 ほか）
著者等紹介
田中省三［タナカショウゾウ］
昭和１８（１９４３）年、中国旧満州大連生まれ。九州大学理学部数学科を卒業後、福岡県立高等学校の教諭・教頭を経て、現在はフリーライター。平成９（１９９７）年から安東省菴顕彰会会員。平成１６年から海老名弾正顕彰会会員。平成１６年から柳川文芸クラブ同人。福岡県柳川市在住（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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