内容説明
鎌倉時代の博多禅寺、蒙古襲来、大内政弘の九州経営、堺との対比、正史・地誌編纂を含む福岡藩文化史、日蓮宗寺院などの側面から中世・近世の博多・福岡の実相を総体的に捉える。政治・社会・文化・宗教史の枠を超えた地域史研究の新たな指針。
目次
1 中世の博多と堺
2 対外関係と博多禅寺
3 蒙古襲来と博多
4 『正任記』に見える大内政弘の博多支配と寺社
5 天正六年六月の博多職人史料について
6 福岡藩文化史の構想
7 博多における日蓮教団の展開
8 筑前における日蓮教団の展開
9 『黒田家文書』刊行の意義
10 近代二話
著者等紹介
川添昭二[カワゾエショウジ]
1927年3月10日、佐賀県に生まれる。1952年3月、九州大学文学部史学科(国史)卒業。1969年1月、九州大学文学部助教授。1975年8月、九州大学文学部教授。1990年4月、福岡大学人文学部教授(1997年3月まで)。現在、九州大学名誉教授、文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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