内容説明
鋭い切り口で人間や社会の一断面を鮮やかに描き出す短編小説―。時の支配権力をも揺さぶったプロレタリア文学から15編、そして敗戦後の1950年代の作品を中心に15編を紹介。濃密な文学世界へ案内する。
目次
第1部 戦前1『文芸戦線』の作品から(『文芸戦線』について;今野賢三「汽笛」;山田清三郎「一夜」 ほか)
第2部 戦前2(徳永直「戦争雑記」;平林たい子「朝鮮人」;立野信之「泥濘」 ほか)
第3部 戦後(水上勉「リヤカーを曳いて」;志賀直哉「灰色の月」;野間宏「立つ男たち」 ほか)
著者等紹介
山口守圀[ヤマグチモリクニ]
1932年、福岡県生まれ。1953年同人誌『文学世代』同人。1970年、同人誌『過流』同人。日本民主主義文学会会員。福岡県久留米市在住
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