内容説明
礼節遣韓論者であった西郷が、なぜ征韓論者と伝えられたのか。寺田屋事変に遡り、西郷と大久保の関係を軸に、明治の言論統制など、明治6年政変前後の幕末維新史を総括。さまざまな研究者たちの説を検証し、その真相を究明する。
目次
李舜臣将軍の史跡探訪と征韓論
「征韓論」と誤り伝えられた礼節朝鮮使節派遣論
西郷は「敬天愛人」の庶民の棟梁
岩倉遣外使節団と西郷留守内閣
江藤新平司法卿の長州派高官への疑獄捜査
朝鮮使節派遣問題を政変の手段へ
「一の秘策」によるクーデター
言論統制下の幕末維新史
幕末維新史と新選組
江藤新平司法卿の打倒か
西郷隆盛筆頭参議追い出しのクーデターか
韓国人研究者の「征韓論政変」
西郷・大久保“竹馬の友”説への疑問
謎多き寺田屋事変
「思ふはかなさ」
著者等紹介
伊牟田比呂多[イムタヒロタ]
1957年、鹿児島大学水産学部卒業。公務員、社会福祉法人理事長を経て作家活動へ
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