内容説明
会員主導の自主運営をめざして。預託金償還時期を迎え、破綻寸前のゴルフ場を外資系ファンドが買い漁る。民事再生法を盾にして債権放棄を迫る経営側。会員権が紙くずに!?…。企業倫理と社会正義を問い、ゴルファー・スピリットを求めて立ち上がった「守る会」の闘い。
目次
0 進む、外資による日本買い
1 西武は許さん!―「守る会」設立に向けた動き
2 最初の対決―弁護団結成、そして交渉
3 闘争体制の確立―福岡支部結成
4 まさかの民事再生法申請
5 分裂の危機を乗り越えて
6 対決―会員主導の自主運営案を掲げて
7 逆転勝利?―会員株主による新会社設立へ
8 新たな闘い
著者等紹介
栗野良[クリノリョウ]
岡山県生まれ。1971年、愛媛大学文理学部哲学専攻卒業。フリーのジャーナリストとして経済、テクノロジー、ベンチャー企業などに関する原稿を地元経済誌に発表。それらに「福岡ホテル戦争」、「裏から見た福岡流通戦争」、「これがベンチャースピリッツ」、九州の技術を紹介した「九州テクテク物語」などのシリーズがある。この他、流通業や九州の技術、ベンチャー企業の動向などに関する講演も多い。福岡市南区長住在住
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