内容説明
新約聖書の主人公というべきイエスはキリスト教において決定的な位置を占めている。「イエスとは誰か」を解明することこそ、キリスト教の神学に問われる最優先のテーマのひとつであり、本書はそうした新約聖書に初めて接する読者の方への最適の道案内である。
目次
序 新約聖書の基礎知識
第1部 新約聖書の背景(歴史的背景―紀元前6世紀以降;紀元1世紀のユダヤ人社会)
第2部 イエスの生涯とメッセージ(イエスの誕生;イエスの先駆者―バプテスマのヨハネ;イエスの言葉によるメッセージ―神の国と隣人愛;イエスの行動によるメッセージ―奇跡と共食;イエスの弟子たち―ペトロとユダを中心に;イエスの死と復活)
第3部 初期キリスト教と新約聖書(初期キリスト教の成立と展開;新約聖書の誕生(1)―書簡文学
新約聖書の誕生(2)―福音書・使徒言行録・黙示録)
むすび―イエスとは誰か
著者等紹介
越川弘英[コシカワヒロヒデ]
1958年、東京に生まれる。同志社大学神学部、シカゴ神学校卒業。日本基督教団巣鴨ときわ教会牧師を経て、現在、同志社大学キリスト教文化センター教員。季刊『Ministry(ミニストリー)』編集主幹(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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