内容説明
著著は、『資本論』学者であるだけでなく日本経済研究者として、またペレストロイカが始まるずっと以前から既成体制批判の独特の立場をとる経済学者として、わが国でも広く知られてきた。本書は大胆な非教条的問題提起と論争的契機を含んでいるが、今日のソ連学界では主導的地位を獲得しつつある。社会主義のペレストロイカとマルクス経済学の再構築に関心をもつ広い範囲の研究者にとって、本書は鋭い知的刺激を与えずにはおかない。
目次
第1章 経済的ペレストロイカと経済学
第2章 支出主義の誤りとその歴史的“方法論的アスペクト”
第3章 価格と利潤の経済的役割
第4章 市場関係と競争
第5章 現代の条件のもとでの貨幣、信用、利子。インフレーションの諸問題
第6章 効率の問題にかかわる問題
第7章 ブルジョア理論の批判にかんして
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- 和書
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