内容説明
呪われた作家から自虐の道化師へ―。セリーヌの作品を20世紀の傑出した道化文学として読み解く。今なおタブー視されている激烈な反ユダヤ主義文書も射程に入れた本格的論考。
目次
第1章 道化物語としての『夜の果てへの旅』
第2章 “フェルディナン作品群”におけるグロテスク
第3章 三つの“バガテル”
第4章 セリーヌの“夢現劇”
第5章 “ドイツ三部作”における道化的空間
結論
著者等紹介
木下樹親[キノシタモトチカ]
1963年、熊本県生まれ。九州大学大学院人文科学研究院博士後期課程単位取得退学。同研究院助手を経て、同研究院専門研究員。フランス現代文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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