内容説明
本書は、明治文学といわれるものの中から、代表的な作家10名をまず選び、それらの作家の代表的な短編ないしは問題作を1篇選び出し、それらを成立年代順に並べて全体を構成している。個々の作品に最小限必要と思われる語句注釈をつけ、〔参考〕において作者の書簡や日記から関連のある部分を抄出して掲げるとともに、〔評論〕には作品論の中から定説的なものを中心に紹介して、作品理解に便宜をはかった。
目次
一口剣(幸田露伴)
巴波川(尾崎紅葉)
大つごもり(樋口一葉)
外科室(泉鏡花)
忘れえぬ人々(国木田独歩)
倫敦塔(夏目漱石)
隣室(田山花袋)
並木(島崎藤村)
狐(永井荷風)
蛇(森/鴎外)
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