感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
17
キネ旬セレクションというタイトル通り、「キネマ旬報」に掲載された記事やインタビューの再録であるので、いささか雑な編集であることは否めない。しかし、80~90年代に行われた宮崎駿、富野由悠季、押井守との対談は、今となってみれば、とても貴重な資料と言える。ただ、劇場用作品に限定しているため、TV用作品に対する言及が少ないのが残念だ。なぜなら、最新作『かぐや姫の物語』を観ても、つくづく実感するのだが、高畑勲の監督としてのベースには、やはり『アルプスの少女ハイジ』がその原点としてあると思えるからだ。(つづく)2013/11/26
akihiko810/アカウント移行中
12
図書館本。キネ旬に収録されてた、高畑勲へのインタビュー及び各作品の評論を集めたムック。印象度B+ 高畑の作品では「かぐや姫」は半分ほどしか見ておらず、「なんだ無駄に長いな!」という感想なので、高畑の個人的最高傑作は「おもひでぽろぽろ」だ。高畑がガンダムの富野や、押井に説教(というかご高説)かますレア対談なんかも載っててそれなりに面白かった2020/02/21
しーふぉ
10
高畑勲監督の作品を好きかと聞かれるとおもひでぽろぽろは好きと答える。かぐや姫の物語も実験的で芸術性も高いのだろうけど・・・宮崎駿との対談も収録されています。昔話中心で作品については語られてないです。2014/02/16
ふく
1
高畑勲監督の映画作品に関するあれやこれや。宮崎駿さん富野由悠季さん押井守さんとの対談は昔の記事の再録のようですがありがたいものです。ホルス、パンダコパンダ、じゃりン子チエ、セロ弾きのゴーシュとジブリ以前の作品群や柳川堀割物語など、ほとんど未見の作品ばかりですが、こういった形でも一端に触れると観てみたくなります。田辺修さんという名前は覚えておいたほうがよさそうな雰囲気。2013/12/18
えふのらん
1
高畑勲へのインタビュー及び各作品の評論集。『かぐや姫』を読み替えた経緯の他、『ホルスの大冒険』、『柳川堀割物語』、『火垂るの墓』『おもひでぽろぽろ』、『平成狸合戦ぽんぽこ』、『となりの山田くん』について高畑自身へのインタビューと当時の評論で振り返る。2013/12/02