目次
全仕事を振り返る本に寄せて(原一男)
疾走するフィルモグラフィー1 微かな動き、小さな声に感応して『ニッポン国VS泉南石綿村』
あらゆる抵抗が無化される時代をどう捉えるか 辺見庸、原一男映画を語る
ドキュメンタリーとアニメーション それぞれのアイデンティティを探して 対談 原一男、庵野秀明
読む映画、語る映画
疾走するフィルモグラフィー2 戦争、私刑、人肉食『ゆきゆきて、神軍』
疾走するフィルモグラフィー3 行動する障害者、記録するカメラ『さようならCP』
疾走するフィルモグラフィー4 フィクションは現実から出発する『極私的エロス・恋歌1974』『全身小説家』
「極私的」ノート
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まさやん80
2
新作公開に合わせて、原一男監督の軌跡を追う書籍。 原監督は自作の映画製作の裏側を描いた本を多く作っているが、そちらの方がインパクトはあるし、はるかに面白い。それに比べると、この本では、原一男の個性が今ひとつ埋没している感があり、あまり面白くない。昔の記事の再掲も時代のずれを感じる。2019/04/12
kansaijin_tala
0
映画「ニッポン国vs泉南石綿村」の時に出た本。 キネマ旬報からの再録が30ページ以上。87年の分は初めて読んだ。 庵野秀明との対談は「Love & Pop」'98インファスより再録。 刺激的だったのは思想の科学より再録された武田美由紀('74/9より)小林佐智子('74/12より)。 大塚英志の文も心地よい異文化。興味深い。2021/05/31