内容説明
大坂の曽根崎新地の顔役甚助の弟分・仙吉は、大塩平八郎の書状を江戸へ運ぶ途中、東海道・日坂峠で何者かに襲われ、書状を紛失してしまう。伝手を頼って江戸に出た仙吉は、老中・水野忠邦や町奉行・矢部定謙らの幕閣を舞台とした闘争に巻き込まれていく。書状の行方は?そして仙吉の運命は如何!「大塩平八郎の乱」外伝。
著者等紹介
高橋義夫[タカハシヨシオ]
昭和20(1945)年、千葉県船橋市生れ。早大仏文科卒。出版社勤務、広告会社の共同経営を経て、作家として独立。平成4年「狼奉行」で第106回直木賞を受賞
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