肉食という性の政治学―フェミニズム‐ベジタリアニズム批評

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  • サイズ A5判/ページ数 317p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784880081946
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0036

内容説明

動物の死体を食べ、女性を消費する父権制社会を文学、言語、戦争、身体、差別文化などから分析し、〈隠喩としての肉食〉を暴くスリリングな衝撃作。

目次

第1部 肉食の父権的テキスト(肉食という性の政治学;動物のレイプ、女性の屠殺;仮面をかぶせた暴力、無言化された声;肉体となった言葉)
第2部 ゼウスの腹の中から(解体されたテキスト、解体された動物;フランケンシュタインの怪物はベジタリアン;フェミニズム、第一次世界大戦、近代のベジタリアニズム)
第3部 米を食べ女たちに信頼を(ベジタリアニズムのからだの歪み;フェミニズム―ベジタリアニズム批評のために)
エピローグ 父権的消費を不安定にする

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kenitirokikuti

9
図書館にて。原題は「ザ・セクシャルポリティクス・オブ・ミート/ア・フェミニスト-ヴェジタリアン・セオリー」▲「ヴェジタリアン」という言葉は19世紀半ばの造語で、それ以前は「ピタゴラス派」と呼ばれていたそうな。あーなるほど、「エピクロス派」みたいなもんだったのね▲原著の刊行は1990年、邦訳は1994年。翻訳者あとがきに、「肉食」の成した害悪として「SやM」(佐川一政、宮崎勤)をあげている。2020/11/22

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