内容説明
「有名スタジオが作った話題作なのに、なんでこんなにつまらないの?」「テレビアニメの第1話を観ただけで、その後も見続ける価値があるかを知る方法は?」「アニメと実写の『おもしろさ』の違いって?」そんな疑問をすべて解き明かすべく、気鋭のシナリオ・アナリストである筆者が、「おもしろい」アニメと「つまらない」アニメをきちんと見分ける方法を、やさしく伝授します。東京工科大学で生まれたエンタテインメント理論の「13フェイズ構造」や「リマインダー」をベースに「一目惚れ」「ジブリ病」といった独自の判定基準で名作・話題作・問題作を一刀両断。
目次
序章 「禁じられた作品分析」の封印を解きましょう
第1章 一目惚れ、していますか?
第2章 アニメの「おもしろさ」を決めるもの
第3章 なぜピクサーのアニメは「おもしろい」のか
第4章 日本で売れるアニメは「おもしろい」?
第5章 テレビシリーズの「おもしろさ」あれこれ
第6章 「おもしろさ」の切り札
最終章 いつ、観るのをやめればいいの?
付録 作品をじっくり分析しよう
著者等紹介
沼田やすひろ[ヌマタヤスヒロ]
1962年生。玩具と出版を繋ぐデザイン会社でのキャラ・ビジネス経験の後、作家・長谷川潤二(古屋信二)氏に師事し、フリーランスの編集・脚本家となる。キャラ設定・世界観設定を得意とし、書籍、ゲーム、アニメ、映画などのコンテンツ制作に携わる
金子満[カネコミツル]
1939年生。東京工科大学メディア学部客員教授。フジテレビのプロデューサー経験を経て、MGMスタジオでデイヴィッド・リーン、ヴィンセント・フェネリー組に配属。帰国後、「子鹿物語」「大空魔竜ガイキング」「太陽の子エステバン」など多数のアニメを制作。日本初の商業CGスタジオJCGL設立。米国に設立したメトロライトスタジオが「トータル・リコール」(90)でアカデミー特別視覚効果賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。