内容説明
『3軸貨車の誕生と終焉』(戦前編)に続く戦中・戦後編では、濃硫酸・カセイソーダ液・液化アンモニア専用車などの化成品タンク車をスタートに、太平洋戦争決戦貨車として大量生産されたトキ900形とその改造車たちについて紹介する。続いて貨車近代化時代に3軸車の復権を担って試作されたワサ1形有蓋車、わが国唯一の連節3軸貨車であったク9100形などについて解説する。さらに私鉄から買収した3軸貨車や事業用3軸貨車についても筆を進めることにしよう。
目次
タサ1100形
タサ400形
タサ2000形初代、タ1700形
タキ2500形初代
タ1800形、タム5500形
タサ1200形
タラ300形、タム5700形、タ3200形
タラ350形、タ1750形、タラ420形、タキ2500形二代
タサ1300形、タラ600形
タ550形〔ほか〕
感想・レビュー
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rbyawa
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d140、戦前編、戦後編となっていたけれど明確に時期で区切っていたわけでもないのかな? 希硫酸やリン酸、アンモニア水に濃硫酸などの専用のタンク車が続き。2軸から一時的に3軸に増やした無蓋車などの話もぽちぽち。読み終わってから検索してみたんですが、今はタンク車って前後に2軸ずつの4軸車になってるんですね。軸の数は重量のバランスや容量によるよ、とのことです(当然多いほうが重いものが運べると)、なるほどなるほど。無蓋ってのは天井のない貨物車で、3軸にする場合は車とか材木とか、わりと限られた用途になるようですね。2013/09/30
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