内容説明
おばけ家族の暮らしは、夜に始まります。夜起きて、おばけの姉弟のさくぴーとたろぽうは、保育園に行き、お父さんは仕事に行きます。おばけが大好きな子どもたちにおばけの楽しい暮らしを垣間見させてくれる作品です。
著者等紹介
西平あかね[ニシヒラアカネ]
1968年東京に生まれる。筑波大学大学院修士課程芸術研究科(洋画)修了。長崎県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫 綺
101
おばけ家族は人間家族と生活パターンが真逆。おばけは朝更かしすると足が生えてくるのにはビックリ!!2016/07/23
Kawai Hideki
85
娘が「おばけの絵本が読みたい」と言うので。人間の家族と、おばけの家族の間の生活のすれ違いと重なり合いのお話。夜、人間の子供達が寝る頃、おばけの家族はおばけ保育園に登園。お父さんおばけは人間を脅かす仕事へ。お母さんおばけは、掃除してから買い物。おばけのスーパーには、ホネや毒キノコ、カエルのへそや嘘つきバナナを売っている。朝、人間の子供達が起きる頃、おばけは夕飯時。人間もお化けも同じタイミングで家族団らんの食事。人間は学校へ。おばけは眠りにつく。ところが眠れないおばけの子が学校に行ったものだから・・・。2016/06/17
厩戸皇子そっくりおじさん・寺
33
おばけ絵本は絶対せなけいこに限る!と思っていた私が、面白そうな雰囲気の誘惑に負けて浮気した。面白いじゃないか。人間の生活とおばけの生活が交互になっているのだが、おばけの暮らしが実にかわいらしい。人間の暮らしをなぞったような感じではあるが、おばけの姿でやられると何とも良い。絵の中で呟かれている台詞も楽しい。おばけ姉弟の喧嘩の絵が微笑ましい(^-^)。隅々まで楽しい絵本である。オススメ。2014/07/29
ナヲ
32
おばけの家族と人間の家族とが同じ時系列の中で動いていておもしろい。おばけってこんなふうに暮らしてるんだって想像が広がって楽しいです。細かいところまでじっくり読みたい面白さがあります。2019/06/03
annzuhime
30
購入したのは1年ほど前。何度も読んでいるけど、さきちゃんの家のネコが、お化けたちと交流しているのに初めて気付いた笑!今まで同じネコだと思ってなくてね。5歳の長女が「化け猫だったんだ!」と言ったのが可愛かった。何度も読んでいるからもう大丈夫だけど、最初の頃は人間パートとおばけパートが交互になっているのが読みにくかった。人間の子どもとおばけの子どもの名前が少し似ているところも分かりにくい。24時間の概念がないと確実に理解するのは難しいかな。でも3歳の次女もおばけの世界を楽しんで聞いてます。2019/09/14