内容説明
理想都市とは何か。なぜアメリカはそれにかかわるのか。建築術、要塞、ルネサンス、アメリカ建国、完全幾何学図形、プラトン主義、ナサニエル・ホーソーン、そして9.11テロ事件。小さな糸口から大きな主題を展開する著者独自のアメリカ精神史の方法。
目次
第1部 壮麗な“丘の上の町”―ワシントンDCとアメリカの夢(アメリカの夢;“丘の上の町”ワシントンDCの誕生;ランファンの「壮麗な夢」;ワシントンDCの成長と未来)
第2部 ペンタゴンと理想都市―謎の形(“ペンタゴン”と箱館五稜郭;箱館五稜郭と“マッケンリー要塞”;星形五角形の要塞とその意味;西洋の都市計画における正五角形の観念)
補遺 『ピーター・パーレー世界誌』の解析―ホーソーンのアメリカ観
著者等紹介
入子文子[イリコフミコ]
お茶の水女子大学英文科卒業。現在関西大学文学部教授。博士(人文科学)お茶の水女子大学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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