内容説明
「雑劇」と呼ばれる中国古典劇の台本で、魏・呉・蜀三国鼎立時代の英雄たちの活躍を中心に描いたものを翻訳した本。
目次
劉備・関羽・張飛、桃園にて義を結ぶ
張翼徳、大いに杏林荘を破る
虎牢関にて、三兄弟、呂布と戦う
張翼徳、単り呂布と戦う
錦雲堂美女連環記
関雲長、一刀にて四人の冦を劈る
張翼徳、三たび小沛を出る
莽な張飛、大いに石榴園を閙がす
関雲長、千里の道を独り行く
関雲長、義勇もて金を辞る
劉玄徳、独り襄陽会に赴く
諸葛亮、博望にて屯を焼く
酔って故郷を思い、王粲、楼に登る
劉玄徳、酔って黄鶴楼から走れる
両軍師、江を隔てて智を闘わす
周公瑾、志を経て小喬を娶る
曹操、夜、陳倉路に走れる
陽平関にて、五馬、曹操を破る
単刀会
寿亭侯、怒って関平を斬らんとす〔ほか〕
著者等紹介
井上泰山[イノウエタイザン]
1952年山口県下関市生まれ。1975年東京外国語大学外国語学部中国語学科卒業。1977年東京外国語大学大学院修士課程アジア第一言語専攻(中国語)修了。1980年関西大学大学院文学研究科(中国文学専攻)博士課程満期退学。現在、関西大学文学部教授
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