感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よし
3
昨年(2014年)から今年にかけて河北新報に連載された企画記事「3.11と芸術」をまとめた本。表現者といっても、画家や音楽家から建築家や民俗学者まで幅広いジャンルの人たちが震災後の活動について話しています。中でも、リアス・アーク美術館の山内宏泰さんや音楽家の大友良英さん、女優の渡辺えりさん、神楽師の伊藤博夫さんなどの言葉が心に残りましたが、それぞれに東北への想い、震災や原発事故への怒りや悲しみを持ちながら、自分たちに何ができるか必死に考え、取り組んできた様子が伝わってきました。2015/10/08
だけど松本
2
人の肉体を生かすために直接的には必要ではない芸術。震災後、自分のしてることってなんだろう、何をこれからしたらいいんだろうと思ってしまったアーティストは多いんだろうな。でもだんだん人は心も生きてなきゃいけない、そのためには芸術は大切って思って活動を再開する。多くのアーティストの再生話。2016/06/05